特別養護老人ホーム(特養ホーム)の入居基準、利用料金

特別養護老人ホーム




特別養護老人ホームとは
介護保険が使える施設は、特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設と3種類あります。そのなかの特別養護老人ホームとは、身体、精神に重い障害があり、常時介護を必要とする人が入所する施設です。介護護保険法上の名称は介護老人福祉施設といいます。短縮して「特養ホーム」と呼ばれることもあります。
特別養護老人ホーム

入居条件
・介護保で要介護1~要介護5と認定された方。
・身体、精神に重い障害があり、在宅での介護が困難な方。


利用料金
特別養護老人ホームは入居金は不要です。月額料金は介護保険が適用され、施設サービス費は1割負担で済みます。詳細は下表の通りです。

施設サービスと利用者負担額の目安(1ヵ月)。要介護度によってサービス費用は異なります。
特別養護老人ホームの利用料金



居室形態による居住費
区分 費用の内容 月額
居住費 ユニット型個室 入居者が共同で使うリビングルームを併設した、 隣室から完全に独立した個室 60,000円
ユニット型準個室 隣室から完全に独立していない個室 50,000円
従来型個室 ユニット型になっていない個室 35,000円
相部屋(多床室) 個室ではない相部屋形式の居室 10,000円
介護老人保健施設及び介護療養型医療施設の場合は50,000円


利用料金の目安
上表は住民税課税者のいる世帯が支払う平均的な金額です。世帯全員が非課税の場合は、食費・居住費がもっと安くなります。

例)要介護度3で相部屋を利用した場合:住民税課税者のいる世帯の方。月/8万円~(日常生活費は含みません)

例)要介護度3で相部屋を利用した場合:世帯全員が市町村民税非課税で、老齢福祉年金を受給している方。または生活保護の方。月/3万5千円~(日常生活費は含みません)


直ぐ入居できるのか?
在宅介護は限界、民間の有料老人ホームは高くて入れないという方には必要な施設なのですが、順番待ちでなかなか入居できないのが実情です。住んでいる地域によっても異なりますが、東京ではおよそ3万8千人が入居待ちの状態となっています。全国では35万人が入居待ちです。要介護度、住宅事情、介護者の状況などによって優先度の高い人から入居できる仕組みになっているので、市区町村の担当窓口や地域包括支援センターなどに相談して下さい。



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