認知症の早期発見の目安
認知症早期発見のめやす
この目安に関しては、「認知症の人と家族の会」の会員の経験からまとめたものです。医学的な診断基準ではありませんが、暮らしの中での目安として参考にして下さい。いくつか思い当たることがあれば、専門家に相談してみるのがよいでしょう。
《もの忘れがひどい》
1 今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
2 同じことを何度も言う・問う・する
3 しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている
4 財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
《判断・理解力が衰える》
5 料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
6 新しいことが覚えられない
7 話のつじつまが合わない
8 テレビ番組の内容が理解できなくなった
《時間・場所がわからない》
9 約束の日時や場所を間違えるようになった
10 慣れた道でも迷うことがある
《人柄が変わる》
11 些細なことで怒りっぽくなった
12 周りへの気づかいがなくなり頑固になった
13 自分の失敗を人のせいにする
14 「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
《不安感が強い》
15 ひとりになると怖がったり寂しがったりする
16 外出時、持ち物を何度も確かめる
17 「頭が変になった」と本人が訴える
《意欲がなくなる》
18 下着を替えず、身だしなみを構わなくなった
19 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
20 ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる
出典/公益社団法人認知症の人と家族の会作成