高齢者の不眠と要因の分析

高齢者の不眠と要因



高齢者に増えている不眠の悩み
若い時は、夜はぐっすり寝られるものですが、これが30代になると徐々に睡眠が浅くなり、質も悪くなってきます。

高齢者になると脳の機能が衰えて、睡眠の質は更に低下してきます。高齢者が不眠に陥る要因は、眠る能力の衰え以外にも、離職などによる生活環境の変化、社会からの疎外感、老後や病気の心配から精神的に不安定なる、持病や薬の影響などもあります。一時的な不眠は病気ではありませんが、長く続くようだと不眠症という病気です。


不眠の要因
要因となるもの
心理的 過剰なストレス、怒り、悩み、悲しみの感情や緊張。離職による喪失感、老後の不安、体調の不安、家族との離別など。
生理的 生活リズムの乱れ。気温、騒音など環境の影響。排尿によるもの。
身体的 痛み、かゆみ、発熱、咳、呼吸困難などの症状をともなう病気や怪我。睡眠時に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群。レストレスレッグス症候群、高血圧、脳疾患など。
精神医学的 神経症、うつ病などの精神疾患。
薬理学的 薬の影響、カフェインやアルコールの摂取。
よく寝られないのは、歳のせいだと諦めず、不眠になっている要因を探し、適切に対処することで改善することが可能です。


不眠症状の4タイプ
入眠障害
なかなか入眠できず、寝付くのまでの時間が2時間以上かかる。
入眠障害
中途覚醒
寝付いても夜中に目が覚めやすい。2回以上の覚醒がある。

早朝覚醒
朝、普段より2時間以上早く目が覚めてしまい、そのあと眠れない。

熟眠障害
朝起きた時、ぐっすり眠った感じがしない。

入眠障害には年齢的な差はありませんが、中途覚醒、早朝覚醒は年齢が上がるに連れ増えてきます。


不眠症の定義
上記の不眠症状が週2回以上かつ少なくとも1ヶ月以上続く。それらにより自らが苦痛を感じるか、社会生活または職業的機能が妨げられる場合が、不眠症であると日本睡眠学会は定義しています。この定義に当てはまるような場合は、医師に相談して下さい。

精神的なストレスや身体的苦痛のため一時的によく眠れない状態は、生理学的反応としての不眠ではありますが、不眠症とは言いません。



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