有料老人ホームを買う前に会社と経営者をチェックする

有料老人ホーム(会社と経営者をチェックする)



どんな会社が経営しているのか
高齢者が増えるなか、金銭的負担の少ない公的介護施設は順番待ちで入るのが難しい事情があり、有料老人ホームの数は、この10年間で約10倍になっています。業者は介護・医療系の会社だけでなく、セキュリティー系、金融系、不動産系、教育系、飲食系、宗教系、建築系会社など、実に様々な業種が参入しています。たとえば、本業が建築系ならバリアフリー化のノウハウを持っているでしょうし、飲食系なら食事が充実しているなど、それぞれ特徴を持っています。



信頼出来る会社か
誰でも名前を知っている大企業が母体のホームは確かに安心感があります。ただ、本業の調子が悪かったり、参入した介護事業が儲からないと判断すれば、介護事業だけ別会社に売却してしまうこともあります。本業が安定しているのも重要ですが、その会社が介護事業に真剣に取り組んでいるのかもチェックする必要があります。
会社の経営状態もチェック

経営者はどんな人物か
高い理想を掲げていても、経営者がどんな思想のもとにホームを運営しているかは重要です。民間企業ですから利益を上げなければならないのは当然ですが、経営者が利益を優先するあまり、設備や人件費を必要以上に削ったりしている場合もあります。そのような職場では、スタッフにやる気がなかったり、ただ機械的にノルマをこなしているだけとなってしまいます。
経営者
有料老人ホームは、自分や家族の生活を預ける場所です。小さい会社の場合は経営者と直接話しをしてみるのも判断材料になります。大企業の場合は経営者と話すことは難しいですが、見学会を利用して施設長に実際に話しを聞いたり、働いているスタッフを見ることはできるので、複数比較しながら慎重に決めましょう。



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