介護の知識と技術~拘縮の予防

拘縮(こうしゅく)の予防



拘縮とは
拘縮とは、身体を動かさずにいた為に、筋肉や関節が固まったまま動かなくなってしまうことを言います。


拘縮が起きると
拘縮が起きると、車椅子による移動、食事、トイレなど日常生活全般で支障が生じ、行動はどんどん制約されていきます。また、股関節が拘縮すると、おむつ交換も困難な状態になり、介護者の負担も増えます。


拘縮の予防法
拘縮を防ぐには、毎日少しずつでも身体を動かすことが重要です。

自分で動ける状態の人
・寝たままで、バンザイをして、左右に広げながらゆっくりと下ろす。

・寝たままで、膝や足首をゆっくり曲げ伸ばしする。

・寝たままで、頭を左右に倒したり、左右を交互に見るように首をゆっくり回転させる。

・椅子に座り、膝をそろえて左右に揺らす。また、上体を軽くひねったり、左右に揺らしたりする。

いずれも痛みを感じない範囲でゆっくりと動かしましょう。


介護者が運動を介助する場合
自分で身体を動かせない人は介護者が介助します。
介護者が介助して運動を行う

・足首の曲げ伸ばしや回転をゆっくりおこなう。

・あお向けに寝た状態で、ひざをゆっくり曲げ伸ばしする。

・股関節の運動は、あお向けに寝た状態で、足首と膝をもって、脚をゆっくりと開閉させる。

・肩の運動は、あお向けに寝た状態で、手首やひじを支えながら、前後にゆっくり持ち上げる。

・手の指を一本ずつ曲げたり伸ばしたりする。

いずれも痛みを感じない範囲でゆっくりと動かしましょう。また、一回の運動量を多くするより、1日に複数回おこなった方が効果的です。



ナビゲーション