食べ物と薬の食べ合わせ

注意したい食べ物と薬の食べ合わせ




薬と食物の組み合わせによる主な症状

グレープフルーツ 
グレープフルーツ・血圧降下剤(カルシウム拮抗薬)の作用が強くなる。

・免疫抑制剤薬の作用が強くなる。

・抗精神病薬の作用が強くなる。


納豆、クロレラ、緑色野菜
・これらに含まれるビタミンKは、抗凝血剤ワルファリン(ワーファリン)の効果を弱める。ワルファリンは血液を固まりにくくする作用があるのに対し、ビタミンKは出血を防止する働きがあるため。


セントジョーンズワート
・ハーブで利用されるセントジョーンズワートは、抗HIV薬、血液凝固防止薬、抗不整脈薬、強心薬、免疫抑制薬、気管支拡張薬 経口避妊薬、抗てんかん薬などの作用を弱める。


牛乳
牛乳・皮膚真菌症治療薬であるグリセオフルビンの作用が強くなる。

・便秘薬のビサコジルは作用が弱くなる。

・テトラサイクリン系抗生物質の吸収を悪化させる。

・骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療ダイドロネルの吸収が著しく低下する。


チーズ、ワイン、ビール、サラミ、バナナ
・結核化学療法剤のイソニアジドとチラミンの含有量の多い食物との組みわせは、血圧上昇、動悸を起こすことがある。



魚類
・結核化学療法剤のイソニアジドとヒスチジンの含有量の多い魚(マグロ、ブリ、ハマチ、サバ、サンマ、イワシ、アジ)などとの組みわせは、頭痛、顔面紅潮、そう痒、発疹、嘔吐等のヒスタミン中毒を起こすことがある。
魚

アルコール
ワイン・睡眠薬や向神経薬の作用が強くなる。

・抗凝血剤ワルファリンの作用を弱めたり、強くする。

*基本的にアルコールの組み合わせは、どの薬も避けたほうが賢明です。


コーヒー、紅茶、お茶などのカフェイン類
コーヒー・カフェインを含む飲み物は、睡眠薬、精神安定剤の効果を弱める。

・貧血の薬(鉄分が入っている薬)と一緒に飲むと、コーヒー、紅茶、お茶に含まれるタンニンが鉄と結合して薬の吸収を弱めるとされているが、ほとんど影響がないという調査もあり、それほど神経質になる必要はないでしょう。


ジュース
糖分、フルーツジュース類
・糖分の多い食物は、解熱鎮痛薬アセトアミノフェンの吸収を遅らせたり、低下させる。

・フルーツジュース(グレープフルーツ、オレンジ、リンゴ)は、一部のβ遮断薬(アテノロール,セリプロロール)、抗がん薬(エトポシド)、免疫抑制薬(シクロスポリン)、一部の抗菌薬(シプロフロキサシン、レボフロキサシン、イトラコナゾール)の吸収を低下させるとの報告がある。




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