認知症介護~同じ物を買い込む・万引き

同じ物を買い込む・万引きへの対処方法




同じ物を幾つも買い込む
認知症が進むと、前に買った物を忘れてしまって、冷蔵庫を開けると豆腐や納豆が何十個もあると言った具合に、同じ物を何個も買ってしまうことがあります。また、金銭感覚がなくなり、際限なく買ってしまうこともあります。
買い物

店から物を勝手に持ってきてしまう(万引き)
店から自分の欲しい物を勝手に持ってきてしまったり、他人の物を持って帰ってきてしまうことがあります。本人は盗んだとは思っていませんし、持ってきた行為そのものを忘れてしまっていることもあります。


対処方法
同じ物を幾つも買い込んだり、際限なく買ってしまう場合は、所持金を少なくし、クレジットカードなどは解約しましょう。また、買い物には家族が一緒に行ったり、無理な場合はヘルパーさんに一緒に行ってもらうなどします。大きなスーパーとかでは難しいですが、行く店が近所の馴染みの店の場合は、店主に事情を話し同じ物を何個も買わないように協力してもらいましょう。

物を勝手に持ってきてしまう場合は、本人は盗んだつもりはなくても、事情を知らない人から見れば窃盗ですから、介護者は事情を説明して謝るしかありません。これも馴染みの店の場合は、予めお店にお金を渡しておいたり、持っていった物をあとから纏めて請求してもらうなど協力してもらいましょう。これも収集癖と同じように一時的で永久に続くものではありません。



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