認知症介護~収集癖

収集癖への対処方法




物を集める(収集癖)
他の人にとっては価値のないようなものを集め、溜め込んでしまう収集癖は、認知症の周辺症状の一つです。対象物はタオル、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、石鹸、石ころ、木の枝、空き缶、ビン、新聞広告、お菓子など多岐にわたります。
価値の無いモノを集める(収集癖)

収集癖への対応法
・まず、収集癖は一時的なもので永久に続くことはないので、実害のない物を集めている場合は、そのままそっとしておきましょう。集めた物を入れる専用の箱などを用意するのもいいと思います。

・収集したものは、他人にはゴミであっても本人には意味のある大切な物なので、集めた側から問答無用で捨ててしまうと、患者さんを傷つけることになるのでやめましょう。

・収集癖がこうじて家の中が片付かないようなら、気付かれないように少しずつ処分するしかありません。また、食品などは腐ったり、カビが生えたりすると不衛生なので、古いものから処分するようにします。処分したことを気付かれてしまった場合は、捨てた理由を説明しても本人は納得しないので「間違って捨ててしまった」などと言って謝るのが一番よい方法です。



ナビゲーション