認知症の原因疾患と比率を解説

認知症の原因疾患と比率



認知症の原因
認知症は脳の神経細胞が広範囲かつ長期間にわたって障害を受けた時に起こるとされています。したがって決して高齢者にだけに起る病気ではありません。若い人がスポーツで脳挫傷を起こし、神経細胞の損傷が広範囲なら認知症になることがあります。



認知症の原因疾患
認知症を引き起こす疾患は下の表に示すように様々です。
原因となる疾患 診断名
神経変性疾患 アルツハイマー病、パーキンソン病、ピック病、ハンチントン舞踏病、進行性核上麻痺、汎発性レビー小体病、脊髄小脳変性症など
脳血管障害 脳梗塞、脳出血など
外傷性疾患 脳挫傷、脳内出血、慢性硬膜下血腫など
腫瘍性疾患 脳腫瘍(原発性・転移性)、がん性髄膜炎など
中毒性疾患 アルコール中毒、各種薬物、有機化合物中毒など
内分泌・代謝性疾患 甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症、ビタミン12欠乏症、肝性脳症など
感染性疾患 髄膜炎、脳炎、脳腫瘍、クロイツフェルト・ヤコブ病など
その他 正常圧水頭症、多発性硬化症など

認知症に占める割合
アルツハイマー病による認知症が最も多く、最近の調査では6割を占めているという報告がある。次に脳血管性認知症、レビー小体が続き、この3つで全体の約9割を占めます。
認知症(アルツハイマー病、脳血管性認知症、レビー小体)の割合



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