介護費用の捻出方法を紹介

親や配偶者の介護など突発的な出費への対処方法



民間の介護保険
将来介護が必要になった時の備えに。保障内容は、保険会社が定める要介護状態になったときに、一時金もしくは、介護年金という形で一定期間または生涯にわたり支払われます。これにより公的な介護保険で賄えない分を補えます。保険料の安い掛け捨て型もある。
介護費用の相談

生活福祉資金貸付制度
これは厚生労働省の公的ローンです。低所得者世帯などに対して、低利または無利子で融資をしてくれます。但し対象となる世帯は、低所得者世帯・障害者世帯・高齢者世帯・失業者世帯などの条件がつきます。

貸付金利子
・連帯保証人を立てる場合は無利子
・連帯保証人を立てない場合は年1.5%

問い合わせに関しては、お住まいの地域の市町村社会福祉協議会へ。


育児・介護休業対策資金
こちらも公的ローンです。育児休業や介護休業を取得した勤労者に対して休業期間中の生活資金の貸付を行なってくれます。対象者は同一事業所に1年以上勤務している人。育児・介護休業取得証明書(事業主の証明)が必要。金利は2%前後。


民間の介護ローン
公的ローンは金利が安いですが、いろいろと条件が厳しく、手続きに時間もかかるので突発的な出費には対応できないことがあります。そのような場合は、民間の介護ローンを利用する手もあります。借入金の使途は、介護用品の購入、住宅改造、施設入所の一時金などの制限がつきます。金利は3%ぐらいから。


マイホーム借上げ制度
詳細はマイホーム借上げ制度を参照下さい。

自宅を担保(リバースモーゲージ)
リバースモーゲージ
リバースモーゲージとは、自宅を担保にして老後資金や介護費用を借入できる制度です。自宅にそのまま住み続けることができ、毎月一定額の融資を受けることができます。借入金の返済は不要で、借入者の死亡時に住宅を処分して返済されます。この制度には厚生労働省の公的プランと民間プラン(中央三井信託銀行や東京スター銀行が取り扱い)があります。一戸建ての不動産を所有している人に限られますが、選択肢の1つとして検討してみてはどうでしょうか。




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